お客様に何を期待されているのか?エクステサロンを選ぶ際の10の声


どういったお店にすれば来た人に喜んでもらえるか?また再度来てもらえるか?
これって店舗経営の普遍的な命題です。
今回はまつげエクステサロンが選ばれる基準を、ネットで見かけられる声と自店舗での統計をもとに考察してみます。


通常の美容室との違いや、要望に対応した自店舗の工夫も併せて紹介しますね。
まつげエクステサロンは保健所に美容所申請必須なので、「美容室」なんですが、髪をカットする美容室と区別する為に、ここでは「美容室」と「まつげエクステサロン」と記述してます、あしからず。

まずは評判、口コミ

声1.『ネットで口コミを見て多くの人から好評な場所へ行きます。』

1つ目の声です。
買う前にチェックできる洋服や雑貨と違い、飲食店や美容サロンは体験してみないと分からない、いわゆる「出たとこ勝負」。
入念に下調べしようとするのも当然です。


【自店舗での工夫】

  • お客様に手書きの感想文を頂き、それをスキャンしてHPへ掲載する。
  • 美容系ポータルサイトへの口コミコメントをお客様に依頼する。
声2.『総合的な評判。知人のお勧めのお店のほうがネットよりも信頼できるかな。』

知人内で口コミを発生しやすい環境を、ある程度「狙って」作る必要があります。
どういったシチュエーション、どういったタイミングでまつげエクステ施術をした事を口に出しやすいか?


私が考えた最強シチュエーションは「職場での休憩時間」と「家庭内」。
職場は友人よりも長い時間接していますし、家庭内口コミは、お母さん世代を意識しました。
お母さん世代のネットワークに入り込むのは容易ではありませんが、一度信頼して頂けると、爆発的な口コミ連鎖が発生します。
その入り口として娘さんに口コミを発信してもらうわけです。


【自店舗での工夫】

  • 会員カードの裏を鏡面加工にし、手鏡として使えるようにした。
  • 母娘の同時ご来店で、お母さんの初回施術代金の初回無料キャンペーン実施。
  • 紹介者に多くの特典を付けて、安心して紹介してもらえるようにした。

もちろん、料金も!

声3.『料金体系が、ハッキリと明示されているかどうかは大切です。』

よく言いますよね、「結局、いくらなの?」って。
料金体系を分かりやすくする一番の目的って、「来店前にいくら用意しておけばいいのか、心の準備をしておける」ことなんです。
クレジット決済が未導入のお店であれば、心だけじゃなくお財布の準備も必要になりますし。
(うちもそうですが・・・)


【自店舗での工夫】

  • 本数制ではなく、前回施術からの期間制による料金体系にした。
声4.『サービスに見合った金額、安全性。』

この声は、さらにこう続けられています。
「体のパーツである“目”にかかわりますから、ただ安ければいいというものでもないということです。」


なるほど。
ここで、美容室との違いとして、より安全性を意識されている事が伺えました。
最近は、まつげエクステでの事故が報道される事も増えましたので、その影響でしょうか。


【自店舗での工夫】

  • 口コミ掲載を、目に違和感がないなど、安全性に訴えるものを中心にする。
  • 美容所登録サロンである事をきっちり伝える。
  • まつげエクステ保険に加入し、いざという時に迅速に対応可能な状態にしておく。

肝心の施術メニュー

声5.『長さ・量だけでなく、カラーバリエーションの豊富さも気になります。』

カラーエクステの需要も増えてきていますね。目尻に少し色を加えるだけでも印象が変わりますので。


【自店舗での工夫】

  • カラーエクステを導入。
声6.『ネイルも一緒に行ってくれると、時間のない時は一度で済むので助かります。』

これは美容室なんかでも最近増えています。ネイルだけレントブースのような形式で導入したりとか。



ただ、意外に盲点なのが「メニューごとの来店周期」。
まだネイルはOKだけど、エクステはちょっと取れてきた、こんな状況も出てきますので、そのあたりの対応にも工夫が必要になってきます。




【自店舗での工夫】

  • まつげエクステと同時施術が可能なメニューを用意。(ネイルではないです)
声7.『アフターケアー』

ここが全ての基本かもしれません。
アフターケアーをおろそかにすると、口コミも誘発されないし、何よりこちらにも書いた、リピート商売の原則からも外れてしまう事になります。


【自店舗での工夫】

  • 10日以内の無料お直しを保証。
  • 携帯メール配信にて、定期的に不具合がないかフォローアップする。
  • 型にはまらない、臨機応変な対応(えー?^^; でも最重要です)

最後にお店・スタッフ雰囲気

声8.『対面しての施術ですので・・スタッフの質(言葉遣いや態度)などが特に気になります。』

スタッフ個々人の性格による部分が大きいのですが、私はあまり表面的な接客態度の注意はしません。
口で説明しても、すぐに戻ってしまうからです。
それよりも、どれだけそのスタッフに影響を与えられる人間であるか、こちら側の人間力磨きが必須なのではないでしょうか。


【自店舗での工夫】

  • 友達言葉、語尾を伸ばさない様にする。(特に初回の方、年配の方)
  • 施術中でも、ポイントポイントで違和感などないか確認する。
声9.『BGMとか椅子の座り心地等、お店の全体的な雰囲気のいいところを選びます。』


【自店舗での工夫】

  • 照明を間接照明にし、雰囲気を落ち着かせる。
  • 施術用の椅子はゆったりと寝られるソファー型のリクライニングチェアーを準備。
声10.『施術中に、他のお客さんと顔を合わせるような場所は避けています。』

目をつぶって受ける施術ですし、施術台が横一列にズラ〜っと並んでたら気になる人も確かにいるでしょう。


【自店舗での工夫】

  • 仕切りを作り、全ての施術部屋を半個室状態に。

    ※保健所の美容所届けの関係上、完全に個室には出来ない為。


まとめ

今回、来店基準とされる代表的な声を10個挙げてみましたが、いかがでしたか?

経営状態が良くない時は

色々と不安に思ってしまうものです。
何をやってもうまくいかないのでは?と。

来ない理由を1つずつ消していくことで

あれもこれもでなく、1つずつやる。
簡単な理屈ですが、来ない理由を順番に消していけば、来店者が減る事はありません。不況とか関係無しにです。

要するに、あなたのそのお店にかける熱意次第ですので、がんばってください!
私もがんばりますので。(`・ω・´)