店舗経営者注目!グルーポン系サイトに効率よく出稿する方法



「栄枯盛衰」
諸行無常


グルーポン系サイトのここ1年を表現するのに何て最適な言葉でしょう。


一時期は数百とも言われた、グルーポン系サイトですが、
既に多くの中小規模のサイトが閉鎖の状況に陥っているのが現状です。


また、既存の大手サイトもかなり苦戦(以前がバブル過ぎた側面もあり)しているのも明確です。


それは、
「以前より増えた営業電話(特にGrouponの営業電話はちょっとしつこいです)」
「掲載までの期間が以前より、かなり短くなった」
(1年前は2ヶ月待ち、最近は2週間待ち)


こんな事から伺えるんですが、、、
ただ、それでもなお、
グルーポン系サービスは広告主にとってお得な広告」
と断言できます。

そのテクニックについて今回はお話していきます。


グルーポン系サイトのメリットを理解しろ!

グルーポンおせち問題」を筆頭に、社会的批判を浴びることが増えた影響で、
一部では「詐欺的商売」などと中傷もされていますが、その特性を理解すると、こんなにも多くのメリットがあるんです。

成果報酬

サイト運営会社に支払う手数料ですが、こちらは成果報酬がほとんどです。

つまり、10枚しか売れなければ、10枚分の手数料だけ支払えば良いのです。
出稿自体は無料ですから、出し方さえ間違えなければ、損をする事はないはずです。
Grouponは売れた枚数でなく、利用された枚数分しか売上金を支払ってくれないそうなので、詳細は各会社に問い合わせてください。

手数料

一般には、「定価の50%が販売価格で、さらにそのまた50%を運営会社に支払う」
というイメージが付いていますが、これも運営会社によって異なります。


うちのまつげエクステサロンで利用した際は、手数料を販売価格の25%まで交渉できました。
もちろん、販売枚数、購入者の利用期間など、ある程度譲歩しつつ、達成した数字ですが、
この数字なら悪くないと思われるんじゃないでしょうか?

退蔵益

簡単に言いますと、「使用されなかったクーポン代金は丸儲け」という意味です。
ちょっと例を挙げてみます。


例)
定価:8,000円
クーポン価格:4,000円(手数料25%)
販売枚数:100枚


手数料が25%ですので、全部で30万円、1枚あたり3,000円が店側に入ることになります。
しかし、購入者のうち、実際に来店した人が80名だったらどうなるでしょう?


30万円÷80名 = 3,750円


1枚あたり3,750円に単価アップしました!


最初からこういった「退蔵益」を予測利益に織り込んでいるビジネスモデルとしては、
英会話教室やPC教室、スポーツジムなどの定額コースがありますね。
あーいうものは、全員にフルに活用されたら確実に赤字になりますので。

クーポン利用可能時間帯

手数料と並んで一番のポイントですが、購入者が利用できる時間帯や曜日を限定する事も可能です。
なるべく来店数が少ない時間帯を指定できるように、営業さんと交渉してみましょう。


営業さんとの交渉ポイントは?

運営会社の営業さんとの交渉ポイントですが、


■ クーポン利用期間を6ヶ月など、長くする
 あまり長くすると退蔵益の見込み率が下がる点は注意ですが、長い方が売れ行きも変わるので、
 営業さんは長めの設定を希望しています。


■ 枚数を可能な限り多く出す
 当然、さばける範囲内での設定となりますが、運営会社に多くの手数料が入ることへの考慮も必要。


これらのポイントをこちらが譲歩し、手数料やクーポン利用可能時間帯の設定を相手に譲歩してもらう形が、スムーズに交渉できると思いますよ。
きちんと相手の要求にも対応する事が大切です。


最後に

うちのまつげエクステサロンでも、2回ほどグルーポン系サービスを利用しまして、その経験から今回の記事を書かせてもらいました。


一番お伝えしたいのは、あるサービスを利用する時に、そのサービスの本質、特性を考えた上で、自分へのメリット、デメリットに当てはめる、それをしてから決断してほしいという事です。


今回のグルーポン系サービスでもそうですし、お店の販促ツールとして活用されているブログやtwitterもそうです。
単に「流行っているから」でやり始めても、結果は見えてしまいますので・・・